9月18日~9月19日 鈴鹿サーキット(三重県)
予選: 1位(晴れ/ドライコンディション)
決勝: 2位(晴れ/ドライコンディション)
#456 odula Star5 Roadster (マツダロードスター ND5RC) 橋本陸/貫戸幸星/大崎達也/勝木崇文
■もう1戦も落とす事が出来ない、緊張感に満ちたレースウィーク
第4戦終了時点でST-5クラスシリーズランキング2位につける#456は、念願のシリーズチャンピオンに向けて、もう1戦も落とす事が出来ない状況で第5戦鈴鹿大会を迎えました。
土曜日に行われた公式予選では、今シーズン3度目のポールポジションを獲得し、貴重なシリーズポイント2点を獲得。最良のポジションを得て、決勝レースヘと駒を進めました。
■順調に見えたスタートも思わぬ落とし穴が・・・
迎えた日曜日、台風一過の影響で好天ながらも30度を超える猛暑の中、決勝レースがスタート。456号車はポールポジションからホールショットを決め、レース序盤から積極的なレース運びを展開。しかし、路面コンディションとのマッチングに苦戦し、思うようにラップタイムを上げる事が出来ません。
1時間を経過する頃にはクラス4番手、トップからは30秒近い遅れをとってしまいます。思わぬ事態に遭遇する事にはなりましたが、クラス優勝だけを目指し、大唱に戦略を変更する事を決断。貫戸→大崎→勝木→橋本へと全ドライバーが全力のドライビングでバトンを繋いで行きます。
■最大30秒あった差は0.6秒へ、そして迎えた最終ラップ
最終スティントを担当したAドライバーの橋本陸は、レース終盤に猛烈なチャージを見せ、クラス2番手へと浮上します。最大30秒近くあったクラストップとの差を0.6秒まで詰める力走を見せ、そのままの勢いでファイナルラップに突入。トップ車両の真後ろまで迫ったものの、惜しくもポジションアップは叶わず、2番手にて5時間耐久レースのチェッカーフラッグを受けました。
チームメイトであり、シリーズチャンピオンを争うライバルでもある66号車が優勝を飾った為、ここでシリーズチャンピオンの可能性が消滅したかと思いました。
しかし、今大会のポールポジション獲得と、決勝レースを2位に入賞した事により、シリーズチャンピン決定は最終戦に持ち越される事になりました。
■自カチャンピオンの可能性を残せた事が最大の収穫
456号車のシリーズチャンピオンの獲得条件は、最終戦岡山国際サーキット大会での『ポールポジション獲得と決勝レースでの優勝』となります。
非常に難易度が高いミッションである事は間違いありませんが、今回の経験を元に、必ずや成し遂げたいです。
奇跡的に自カチャンピオンの可能性を残す事が出来た事は、苦しいレースを諦めなかったチーム全員の勲章です。レースには敗れましたが、胸を張りたいと思います。
今大会、このような環境下ながらも現地や全国から多数のご声援をいただき、誠にありがとうございました。遂に今シーズンも残すところ、あと1戦となりました。
念願のシリーズチャンピオン獲得に向けて、チームー丸となって精進して参りますので、引き続きご声援の程、よろしくお願い申し上げます。
■次戦スケジュール
11月13日(土)~14日(日) 岡山国際サーキット大会
2021 スーパー耐久シリーズ Powered by Hankook 第6戦(シリーズ最終戦)